2016/06/02

カラヴァッジョ展に行ってきました②


 http://mizukips.blogspot.jp/2016/05/blog-post_29.html ←の続きです。


 カラヴァッジョは別格の天才画家、ですがもう一つの顔は殺人画家です。
 
時代・出来事
 彼が生きた時代は17世紀初頭の頃、当時はバロック絵画という16世紀〜18世紀半にかけて激しい西洋美術運動があり、王政や宗教などと深い関係があります。バロック美術は絶対主義やキリスト教とは無関係に、意図的にバランスを崩したダイナミックな表現や、表情豊かな人物の動きなど、作品自体が持つ魅力が受け入れられます。
 バロックとは「歪んだ真珠」を意味し、風俗画や風景画など、当時のルネサンスの重んじられた様式との対比を表します。このバロック絵画の代表画家がカラヴァッジョです。


作者の人生
 彼は教会などの建物に装飾する仕事をしており、注文不足やパトロンの欠如など、金銭面での不満は何もなかったのですが、自宅で暴れたりなどして、生涯で何度も刑務所に送られていたそうです。
 前回のブログで、彼は最後に斬首刑で死を迎えると記述しましたが、調べてみた結果、斬首刑の刑を言い渡されて海外に逃亡中、病熱で38歳で死亡したと分かりました。
 彼は乱暴で、見知らぬ相手ともいきなり口論を交わし、暴力沙汰に発展することも度々で、彼と気の合う友達は少ないようでした。
 今回行ったカラヴァッジョ展に、彼の起こした暴力事件の裁判記録も展示されていましたが、どれも突拍子のない理由で相手に皿を投げたり、暴力を振るったりと、かなり粗雑な性格だったのだと思います。
 そして、乱闘で若者を殺してしまい、ローマへと逃亡。その逃亡期間に描いた作品も、今回のカラヴァッジョ展に展示されていました。


 この作品は、カラヴァッジョが不慮の死を迎える最後まで、肌身離さず持っていた作品だそうです。

 光と影の表現が本当に凄いです。1200円で常設展も回れるのでぜひ〜!





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