バロック | 時代:17世紀
特徴:豪壮で男性的、光と影、ダイナミック
活躍した人物:カラヴァッジョ(画家)ベルニーニ(建築)
ロココ | 時代:18世紀
特徴:優雅で女性的、曲線的、パステルカラー
活躍した人物:ポンパドゥール(寵姫)マリーアントワネット(王妃)
上でバロックとロココを比べてみましたが、バロックとロココの決定的な違いは、指導者が男性と女性という部分です。
ロココの指導者で一番に名が挙がるのは、ポンパドゥール夫人というルイ15世の公式の寵姫です。これまで様式の歴史において、女性が指導者になる事はありませんでした。

ポンパドゥール夫人の肖像画です。
注目すべき点は夫人の着ているドレスはロココの特徴が活かされた柄です。そして、夫人は建築士をパトロンとし、自室もロココ風のこじんまりとした空間を作らせました。
つまり、ロココは女性が生み出した初のスタイルです。
パリが何故、オシャレかというとこの時代から土台が作られて来ていたんですね。
女性的なファッション文化が世界を支配し、ロココはその起源となりました。
ロココは水中の中で揺らぐ藻のような、優美な曲線、鏡、水、花などを好みます。ロココの末期にはマリー・アントワネットがローズ・ベルタンという第三身分出身のデザイナーと、時代のファッションを先導します。
カーテンの柄、服の柄、お店の壁紙や家具も、可愛いなと思ったらほぼロココ風だと思って良いかもしれないです。ロココ万歳!
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